トップページ > 製品情報 > 壁材 > 漆和紙・柿渋和紙・彩色和紙
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漆の故郷である木曽では、漆は身近な材料として人々の暮らしの中に溶け込んでいます。古くから建物の床、壁、柱などに用いられてきました。漆のいちばんの特徴は浸透性が強く、1回酸素と結合すると破壊されない組織になり、乾燥すると分解されない点です。漆を和紙(楮紙)に塗って壁紙として用いると強度が増します。和紙のテクスチュアが漆に溶け込み独特なニュアンスをもった壁面になります。また、防水性もでますので、水回りに最適です。漆の和紙は丈夫で使い込むほど風合いが出てきます。見ても触れても心地よい、無限の可能性を秘めた素材です。現代の建築空間にもっと漆和紙を生かしていくことで、質の高い、本当に安らげる住空間づくりにつながると思っています。まだまだ使い方次第で今までにない、新しい感覚が引出せそうな気がします。多くの方に漆・柿渋・彩色和紙の魅力に出会っていただきたいと思います。 株式会社木曽アルテック社 齊藤寛親
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規制対象外のホルムアルデヒド発散建築材料の規定適合(F☆☆☆☆)、不燃材料の規定適合の認定を受けています。
■漆和紙 うるしわし
和紙(楮紙)に漆を塗ると、徐々に環境に馴染んでいくことで、強度が増します。
日が経つとともに漆の透明度が増し、色が明るくなり、さまざまな漆の色を楽しめるとともに和紙のテクスチュアが
漆に溶け込んで独特なニュアンスをもちます。手仕事ですから一枚一枚がオリジナルの壁になります。
布でいえば西陣織りのような華やかで重厚な雰囲気がでます。
漆を塗ることで調湿作用があり、防水性に優れていますので、水回りの壁面にも使えます。
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■柿渋和紙
日本では昔から生活の知恵として、タンニンを多く含んだ柿渋(柿油)を塗料として多方面に利用してきました。
青柿を発酵、熟成させつくられますが色が濃く、艶のいい仕上がりにするには、5年以上寝かした古柿が塗料には最適です。
柿渋を和紙(楮紙)に塗ることによって、防腐・防水・防虫・抗菌効果が高まり、紙の耐久性も増します。
松煙墨やベンガラをまぜると和紙に比べると素朴な雰囲気の仕上がりになります。
日が経つにつれて柿渋特有の臭いはなくなり、深みのある照りの表情とともに安定します。
気持ちを落ちつかせる効果もあり、和室などのしつらえに最適です。
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■彩色和紙
ニカワ(膠)と顔料を混ぜて和紙(楮紙)に塗る日本画のような技法を取るため、色が豊富でしかも発色がいいのが特色です。
ニカワを用いることで、天然の素材が柔軟さを保つために必要な呼吸(保温性、保湿性)を止めることなく、
互いを結びつけ、より紙の耐久性が増します。
彩色和紙の色は、身近なもの、自然のさまざまな素材のもつ表情そのもので、明るく、布にたとえると木綿を染めた感じで、
モダンでカジュアルであったり、また伝統的な雰囲気も醸し出し、多様に演出します。
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